宮津の竹を使った「手ぼうき」づくり勉強会

宮津の竹でつくる「手ぼうき」
宮津の竹でつくる「手ぼうき」

 京都の庭園は世界に誇る、日本の文化です。その庭を綺麗に仕上げるのが、「手ぼうき」という小さな竹ぼうき。皆さん、御存知ですか?京都の庭の美しさを維持するための大切な道具、手ぼうきの生産も下降線を辿っています。このままでは、京都の庭師の技術があやうくなってしまう可能性もあります。 

 そこで、iBart2013では、宮津の竹を利用して、庭師による「手ぼうき」づくりに取り組んでいます。昔の庭師は、それぞれが手ぼうきを自作し、掃除の特性に応じて複数の手ぼうきを使い分けていたそうです。また、そのような竹ぼうきや手ぼうきの掃除の音は、京都のサウンドスケープとして、庭を訪れるお客様への美しい音風景の「おもてなし」でもありました。

 このように、手ぼうき一つにも深い文化性・芸術性・感性が潜んでいるんです。そんなことを再確認しながら、手ぼうきの持つ意味を、再度、庭師、研究者、地域の皆さんらと考えてみたいと思います。期間中には、手ぼうきづくりワークショップも開催します。ご参加頂いた方には、自作した「マイ手ぼうき」をお持ち帰りいただけます。この機会に、京都の庭園文化の一端に触れてみませんか?

 

↓参加アーティスト 藤津さんのtwitter

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