国際的視野からの竹製品「クール宮津竹」のデザインをテーマに、外国人留学生・デザイナー・行政・地元の皆さんの参画により、デザインチャレンジ型ワークショップを実施します。
日時:12/24(火)13:00~16:30
会場:丹後・海と星の見える丘公園 セミナーハウス
今回のデザインチャレンジでは、Design with Allの小林大祐さんがメイン・ファシリテーターとしてワークショップを運営します。
Design with All では、イギリスで生まれた「インクルーシブデザイン」というWS手法を用いて、ものづくり/デザインワークショップを活用した、社会教育の推進や経済活動の活性化に取り組んでこられました。このようなインクルーシブデザイン・ワークショップ手法を取り入れることにより、まちづくり・地域づくりに、多様な特性を持った皆さんが参画することが出来ます。
「インクルーシブデザインとは, これまでの製品やサービスの対象から無自覚に排除(Exclude)されてきた個人を, 設計や開発の初期段階から積極的に巻込み(Include), 対話や観察から得た気づきをもとに, 一般的に手に入れやすく、使いやすく、 魅力的な、他者にも嬉しいものを新しく生み出すデザイン手法です. 」
~Design with All のホームページより
さらに、このワークショップでは、ミラノサローネ、パリデザインウィークなど国際的な舞台での作品発表を通じて、インテリア・ランドスケープ・プロダクトなどのデザイン創作に取り組むデザイナーの感性や、外国人留学生の持つ国際的視野と、宮津が育んできた地元社会からの智恵や技術を交流させることにより、「クール宮津竹」のデザインの提案に参加者全員で取り組みます。
このワークショップで講師を務められる玉井恵里子さんは、世界的に認知度が上がっている「かわいい」という言葉をキーワードに、タピエスタイルというインテリア会社を経営しておられるデザイナーです。パリにもショップを展開され、ミラノ・パリなどファッション・デザインの最先端都市で毎年新作を発表しておられます。数多くのアート・インテリア作品のコレクターとしても有名で、イサムノグチをはじめとした名作家具を美しくコレクションされています。ベストデザイン大阪 インテリアコーディネート部門賞、ものづくりルネッサンスコンペティション企業賞なども受賞されています。
もう一人のファシリテイター石川新一さんは、プロダクトデザイン界で日本屈指のデザイン力を誇るGK京都という会社で、長年デザイナーを務められ、現在は独立してデザイナー活動を展開されています。皆さんも宮津市の国道でいつも目にされている、「丹後海と星の見える丘公園」など緑色の案内サイン標識は、GK京都時代の石川さんの手によるサインデザインです。また、独立後はINAX(現LIXIL)ライブミュージアムのサインデザインを手がけられるなど、エコロジカルデザインの方面で活躍しておられます。このイベントチラシのスケッチでも発揮されている石川さんのスケッチ力やデザイン提案力は芸術大生のあこがれの的でもあります。
世界各国からの留学生とともに、デザインの開発に取り組む事は、宮津の地域特性を、どのようにして諸外国の方に理解していただくのかという再確認にもつながります。
つまり、デザインチャレンジにおける「リードユーザ」の役割を留学生の方に担っていただくことに成ります。
普段は「あたりまえ」と考えていた事柄に関して、様々な観点から見直す機会を与えてくれる発見型ワークショップになると思います。また、留学生や地元住民の方などが、製品開発の初期段階から関わりを持つことにより、魅力有る「丹後発のデザイン」を生み出せればと思います。
皆様のご参加をお待ちしています。
申込等については、チラシをダウンロードの上で内容を御覧下さい。
関連リンク
インクルーシブ・デザインとは(小林大祐さん)
http://designwithall.com/explanation/inclusivedesign.htm
tapie(玉井恵里子さん)
INAXライブミュージアム(石川新一さん)
ミラノサローネ
http://www.japandesign.ne.jp/salone/2013index.html
パリ・デザインウィーク
http://www.mmm-ginza.org/special/201311/special02.html
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